世界ぶらりと食べ歩き
NZワーホリ、カフェ巡り、ときどき雑記
タイ

【イエローカード取得】バンコクのスネークファームで予防接種を受けてきたお話

こんにちは。もち(@moti_1126)です。

リアルタイムではカザフスタンのアクタウにいるのですが、少し時間ができたので、今までの旅を遡ってみたいと思います。

まずはタイ!

私は今年の6月頭までニュージーランドに一年間のワーキングホリデーに行っていたのですが、ワーホリが終わった後も日本に帰らず、世界周遊の旅に向けて起点に選んだのがタイでした。

世界各地、特に南米に行くことがあれば黄熱病の予防接種を受けた証である『イエローカード』は事前にゲットしておきたいところです。

ということで、黄熱病、その他の予防接種は日本でも受けられるのですが、大体が保険適用外になり少々値が張るのでタイで受けてきたためその記録を残しておきます。(2019年6月時点のもの)

受けてきた予防接種

今回私がタイで受けてきた予防接種は下記3つです。

黄熱病、A型肝炎、狂犬病

症状などについては他に色々詳しく書いてあるサイトさんが沢山あるので割愛しますが、黄熱病を受けるのが第一目的、A型肝炎は受けたことないし、狂犬病は致死率100%なので受けておこうかな、という感じでほいほいと受ける予防接種を決めてしまいました。

もしも受ける予防接種の種類を決められない時は、この後ご紹介する『スネークファーム』などでドクターに行く国を告げて『どの予防接種が必要ですか?』と聞くことも可能です。

『黄熱病』とは

今回予防接種の中でも一番の目的は『黄熱病』の予防接種を受けることでした。ということで黄熱病だけ軽くご紹介をば。

黄熱病とは、日本ではあまり耳になじみのない病気名ですが、過去にはかの野口英世博士が研究をされていた病気でもあります。

黄熱病

感染源:蚊
症状 :発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐、死に至ることもある
致死率:20~50%
予防 :可能(予防接種)
(出典元:黄熱-FORTH|厚生労働省検疫所)

【黄熱に感染する危険のある国】

アフリカ地域 アンゴラ、ウガンダ、エチオピア、カメルーン、ガーナ、ガボン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、シエラレオネ、スーダン、セネガル、赤道ギニア、中央アフリカ、チャド、トーゴ、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マリ、南スーダン、リベリア、モーリタニア
アメリカ地域 アルゼンチン、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、パナマ、フランス領ギアナ、ブラジル、ペルー、ベネズエラ、ボリビア、トリニダード・トバゴ(トリニダード島のみ)、パラグアイ

(出典元:FORTH|厚生労働省検疫所『黄熱について』)

黄熱病の予防接種は一度受けると生涯有効のため、上記諸国へ行く前にはぜひとも予防接種を受けることをお勧めします。

予防接種は日本で受けるかタイで受けるか?

もちろんタイ以外でも受けられるのですが、とりあえず自分の受けてきたタイを比較対象にあげました。

日本と海外で予防接種を受けるにはそれぞれ一長一短があり、個人的には下記のような点が挙げられると思います。

【日本】
良い点:安心。
悪い点:予防接種が保険適用外の為高額になる。
同じ日に複数の予防接種を受けられないので、スケジュールを長く取る必要がある。

【タイ】

良い点:値段が安い。短期間で複数の予防接種を受けることが可能(※)
悪い点:英語での受診となるため、日本語で詳しいことが聞けない。

※この『短期間で複数の予防接種を受けることが可能』ということについては、タイの利点にあげましたが、日本の場合は『予防接種を打った後の副作用を考えて』複数打たないようにしていると思うので一口には言えません。

値段について、例えば黄熱病の予防接種を日本で受け、証明書を発行すると2019年8月現在で大体11,000円ほどします。

それがタイだと1200バーツ(≒4,129円)で受けられるので大分金額を押さえることが可能です。

予防接種を受けた病院:バンコクの『スネークファーム』

実際に予防接種を受けたのがタイのバンコクにある『スネークファーム』という施設です。

この施設、ネットで検索してみると出るわ出るわ、世界一周に出る人たちのご用達場所になっているんですね。

おかげで情報収集には困りませんでしたが、自分でも残しておきます。

通称『スネークファーム』ではありますが、実際に予防接種を受けるのはスネークファームではなく、そのファームに併設されている『Queen Saovabha Memorial Institute』という建物です。

『スネークファーム』への行き方

スネークファームの最寄り駅はMRTの『サムヤーン(Sam Yan)駅』が便利です。

駅から歩いて徒歩3分ほど。

余談ですが、このスネークファームから徒歩10分ほどのところには繁華街のパッポン通りなどもあるため、カフェや安宿探しには困りませんでした。

タイ滞在の第一目的が予防接種を受けることであるならば、このパッポン通り周辺で宿を探すのも手です。

スネークファームについてから

スネークファームの入り口です。

中に入ったところ。

こちらが予防接種を受けられる『Queen Saovabha Memorial Institute』の入り口。

入口入ってすぐ左手に、このような用紙を備えた台があるので、そこから紙を取って必要情報、受けたい予防接種情報などを書き込みます。

全て英語となりますので、必要な予防接種については事前に英語名を調べて行きました。

用紙を書き終えると、入口入って今度は右手のところに『Information』カウンターがあるので、そこに紙を持っていくと『①番の部屋に行ってください』などと言われるので、あとは案内のまま進みます。

途中ドクターとお話する時間もあり、ドクターは英語が話せるので色々聞くことができました。

その中で『黄熱病、A型肝炎、狂犬病を受けたいです』と告げ、入口のカウンターでお金を払ってワクチンを必要数購入。

購入したワクチン。日本だとこのように自分で持つことはまずないので不思議な感じがしました。

ワクチンを持って再度案内された部屋の中に入ると、看護師さんがワクチンを取って3本連続で注射し、あっという間に完了してしまいました。

私の場合は右腕に2本、左腕に1本の予防接種を打ちました。

イエローカード取得完了

無事イエローカードを取得することができました。

イエローカードは予防接種後、入口のカウンターで受け取ることができます。

予防接種の料金:3種類で3,100B(約10,500円)

予防接種の料金は下記の通りでした。

黄熱病:1,200バーツ(≒4,129円)
A型肝炎:1,500バーツ(≒5,161円)
狂犬病:350バーツ×2=700バーツ(≒2,408円)
診察料:50バーツ(≒172円)

合計:1,1870円

日本で打つと黄熱病だけで11,000円を超えるので、大分安く抑えることができました。

予防接種のスケジュール:3種類で2週間

今回打った3種類については、下記のようなスケジュールでした。

・黄熱病:一回(生涯有効)
・A型肝炎:2回(一回接種後6ヶ月以降に再度/生涯有効)
・狂犬病:2回(一回接種後10日以降)

※接種スケジュールは国の方針によって異なります。上記はタイのものです。

A型肝炎は6ヶ月後ということで、とりあえず黄熱病と狂犬病2回の予防接種のみ完了させました。

予防接種のスケジュールによって、タイに滞在する期間が変わる人もいると思いますが、狂犬病は2週間あれば受けられるので滞在する価値はあると思います。

少し注意したい予防接種の副作用について

最後に少し注意したいことなのですが、予防接種を受けた時には接種後に副作用が出る可能性もあります。

ネットなどで調べていると、特に注意が必要なのが黄熱病の予防接種で、接種後に高熱が出たり、体の倦怠感、痛みがあったりと少し強めの副作用が出ている報告を数多く目にします。

私の場合は予防接種を受けても高熱などは出なかったのですが、黄熱病の予防接種を受けた左腕がその後2日ほど筋肉痛のような感じで鈍い痛みを感じていました。

身体の反応は人それぞれだと思いますので、予防接種を受けられた後は何かあっても対応できるように少し余裕を持ったスケジュールを立てられることをおすすめいたします。

まとめ

日本と海外で受ける予防接種はそれぞれ一長一短ありますが、もしも費用を安く抑えたいと思われている場合、タイの『スネークファーム』で予防接種を受けることが可能です。

イエローカードをゲットして素敵な旅ライフを。

読んでくださってありがとうございました。