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全世界どこでも作れるなめらかプリンの作り方

こんにちは。もち(@moti_1126)です。

気づけばNZワーホリも11カ月目に入り、残すところわずか1ヶ月というところに来ておりました。時間が経つのって本当に早いです。

ところで最近目覚めた楽しみの一つに『プリン作り』というものがあります。

日本にいた時はコンビニでもスーパーでもどこでも置いてあったプリンですが、海外に出るとなかなか日本で食べたものと同じ味を見つけることができません。

私が今いるNZではプリンというよりプディングですし、その前に滞在していたフィリピンでも、プリンはあったのですが日本のものとは若干似て非なるものでした。

ならば作ればいいじゃない、と気づいたのがNZワーホリ終盤のことで、気づくのは遅かったのですがおかげで最近はプリンばかり作っています。

プリンのことをツイッターに呟いていたら、いくつか反応を頂いたので、私がいつも作っているプリンの作り方をご紹介します。

プリンの基本材料は『牛乳/卵/砂糖』の3つだけ

プリンの基本材料は『牛乳/卵/砂糖』の3つだけであり、特別な器具もいらないので、本当にシンプルなプリンを作る場合はこの3点さえあれば全世界どこでもプリンを作ることが可能です。

基本プリンも素朴な味がして好きなのですが、私が色々試して辿り着いたなめらかプリンの材料は下記4点でした。

なめらかプリンの材料:4種類

材料(二人分)

・豆乳(牛乳)…220ml
・卵…2個
・砂糖(蜂蜜/メープルシロップなど)…大匙3
・ヨーグルト(クリームチーズ)…大匙1

かっこ書きしたものは代用可能なものたちです。

特に豆乳は、私が豆乳を好きで常備されているものが豆乳なだけなので、牛乳でも全く問題ありません。

今回はブログ紹介用に入手が簡単な白砂糖で作っているのですが、私もいつもはメープルシロップ風の甘味料で作っています。
(安かったので…NZのパッキンセーブで4ドルほど)

後日追記:

調理に使う道具

小鍋と大鍋(もしくはフライパン)、プリン液を入れる耐熱性の容器が二つと卵液を濾すザル、それから写し忘れましたが豆乳を測る計量カップだけです。

プリン液を入れる容器はこちら。フラットに置いてあったコーヒーカップを拝借しています。

所要時間:作業約15分、全体で1時間ほど

プリン液を作る作業は約15分、慣れると10分ほどで終わります。

その後にプリンを固める時間があるのですが、そちらは放置していれば終わるので実際かかる時間は約15分、短い時間でプリンを仕込むことが可能です。

なめらかプリンの作り方

1. 豆乳(牛乳)を220ml測る。

きちんとした軽量カップがない場合:標準的なマグカップ一杯が大体200mlです。

2. 測った豆乳を小鍋に入れて火にかけ、砂糖を混ぜる。

豆乳220mlを小鍋に移し、火にかけてからそこに砂糖大匙3杯を混ぜます。

プリンの甘さはお好みなので、砂糖の量は好みに応じて調節してください。

豆乳が沸騰すると、豆乳自体が凝固したり卵液と混ぜにくくなるので、沸騰させずほんの少しふつふつしている程度に火加減を調節してください。

3. 鍋にヨーグルトも追加し、ゆっくり混ぜる。

上の小鍋にヨーグルトも大匙1追加。
ヨーグルトの前はクリームチーズを使っていたのですが、こういう乳製品を足すとプリンがよりクリーミーになりました。

ヨーグルト(クリームチーズ)を混ぜていると、上のように混ぜ切らない部分が浮かんでくるのですが、これはそのうち溶けたり、溶け切らないものは後で濾すのでスルーして大丈夫です。

ある程度まで熱を加えて、ヨーグルトが溶けたと思ったら小鍋を火から降ろして少し冷ましておきます。(熱いままだと卵液と混ぜた時に卵が固まってしまうため)

4. 大鍋にキッチンペーパー(布巾)を敷いて水を入れ沸騰させる。

キッチンペーパーや布巾を敷く理由は、プリンを固める時に直に置いて鍋の中の温度を上げすぎないようにするためです。

水を熱している間に卵液を作ります。(沸騰したら火を止めて蓋をしておいてください)

5. 卵を溶く。

全卵2玉を溶きます。

お菓子作り用のボウルでもあれば良いのですが、無いのでいつも普通の深皿を使っています。

卵を溶く時も普通のスプーンなどで溶いているのですが、なるべく泡を立てないようにかきまぜています。

卵液を作る時は『す(気泡)』が入るのを防ぐため、なるべく泡立てないようにする。

6. 豆乳液と卵液を混ぜ合わせる。

小鍋で混ぜていた豆乳液の温度を確認して、手で触れるくらいの温度であれば問題ありません。

卵を溶いた深皿に小鍋の豆乳液を移して混ぜます。

小鍋で熱していた時に溶け切らなかったヨーグルトや、卵白などが浮かんでいますがこれも濾すので問題ありません。

泡立てないようにしながら、よく混ぜ合わせます。プリン液ができます。

7. プリン液を濾す。

なるべく網目の細かいザルで、不純物の混ざったプリン液を複数回濾します。

濾した後にザルに残った上のような不純物は、その都度お湯で軽く洗い落とすとよりきれいに取ることが可能です。

4回ほど濾したプリン液。きれいな薄黄色で不純物も殆どなくなりました。

9. プリン液を耐熱容器に入れる。

プリン液を耐熱容器に等分して入れます。

10. プリンを大鍋に入れる。

4.で一度沸騰させておいた大鍋の蓋を開け、プリン液の入った耐熱容器を入れます。

・大鍋に入っている水量は、容器の半分ほどの水嵩にする。
・容器が大鍋に直接触れないようにする。
・容器同士が触れ合わないようにする。

プリンに『す(気泡)』を入れないために重要なこと

プリン作りにおいて、最大の肝は『温度調節』にあるといっても過言ではありません。

プリンは卵の凝固する力で固まるのですが、卵の凝固する温度は約70度前後なのに対して水が沸騰する温度は100度。

鍋の中の温度が早く上昇してしまうと、プリンの中でも水蒸気が発生し『す(気泡)』が入る原因となるので、なめらかなプリンを作るには『とろ火でじっくり、時間をかけてプリンを固める』ことがとても重要です。

プリンを作っている時に時間がなくて『早く固めたい!』と思っても、強火にすればプリンも早く固まりますが、間違いなく『す』が入ってしまうので、鍋に蓋をして火から降ろし、放置した方が確実にきれいに仕上がります。

とろ火でじっくり、時間をかけてプリンを固める

11. プリンを熱して固まらせる。

プリンを固まらせる時はとにかく温度調節が命なので、鍋の蓋はずらして開けておきます(鍋内の温度を上げすぎないようにするため)。

ちなみにこの時は鍋の中の容器と被らない方向に蓋をずらさないと、後で水蒸気から出た水がプリンの上に降りかかることになります。

大鍋を蓋をずらした状態で中火に掛け、水がふつふつしてきたらとろ火にし、さらに5分待ちます。

・大鍋の蓋は閉めない。
・お湯を沸騰させない。ふつふつ程度にとどめる。

12. 大鍋の火を止め、30分蒸らす。

大鍋の火を止めてからずらしていた蓋を戻し、30分そのまま放置してプリンを蒸らします。

13. プリンの状態を確認する。

30分後、大鍋を軽くゆすってみて、プリン液がしっかり固まっているようであれば出来上がりです。

もしもこの時に未だプリン液が固まっていなければ、その時は再度鍋の蓋をずらし、10分ほどトロ火にかけてみてください

鍋の蓋を開ける時にも容器の場所に注意して開けてください。

固まっているようであれば、鍋の中から取り出し、粗熱が冷めてから冷蔵庫で数時間冷やします。

完成:なめらかプリン

実際に今回作ったプリンです。

この記事を書くために色々写真を撮ったりしていたのでいつもよりも時間が掛かりましたが、それでも蒸らしまで含めて約1時間ほどでできました。

カラメルソースは作っていないので、食べる前にメープルシロップなどを上に掛けるとよりトロッとして美味しくなります。

本当に簡単にできるので、ぜひぜひ作ってみてください。

簡単美味しい素晴らしい。プリンって素晴らしいですね!