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こんにちは!
NZのオークランドでワーキングホリデーをしているもち(@moti_1126)です!
ニュージーランドのワーキング・ホリデーも本日でちょうど3ヶ月が過ぎました。
海外にいるとふとした時に日本との違いを実感することがありますが、治安面もその一つです。
タイトルの通りなのですが、この度自転車の盗難に遭い、地元の警察に行ってポリス・レポートを受け取ってきたのでその流れなどをご紹介します。
盗難された状況
一言でいうと単純に自転車を盗られただけなのですが、念のため状況をさっくりとご説明します。
上が盗られてしまった自転車です。
前職場の方に安く譲っていただいたもので、とても気に入っていただけに本当に残念でした。
自転車を盗られたのはここ、オークランドはマウント・ウェリントンの巨大なショッピングモール『シルビア・パーク(Sylvia Park)』の駐車場に停めていた時です。
頑丈なチェーンロックで柱に繋いでいたのですが、用事を済ませて停めていた場所に戻ると自転車が消えていました。
NZで自転車盗難は多いと聞いていたものの、こんなにあっさり盗られるとは思わなくて思わず笑ってしまったのですが、笑った後にどうしようと思ってとりあえずシルビア・パークのセキュリティセンターに行きました。
警備員さんに話をしたものの、シルビア側としても動きようがないのでしょう。
念のため住所などをノートに記帳して、あとはポリス・レポートが欲しいなら自分で警察に行ってね、と言われたので2日後の本日警察に行ってきた次第です。
『ポリス・レポート(Police Report)』とは
『ポリス・レポート』とは、海外で盗難などの被害に遭った際、警察にその状況を伝えて文章化してもらったレポートのことです。
日本だと被害届や調書と同じような位置づけになると思うのですが、ポリス・レポートは海外保険の保険金請求をする際に必須となるため、とても重要なものです。
海外保険にも色々な種類がありますが、自分の入っている保険に『携行品損害補償』という項目があれば盗難や事故で失った携行品(スマホやバックパックなどなんでも、身の回りに携帯しているもの)に対して基本的に保険が適用されます。
※ただし携行品損害補償の保険は、自分に過失があるもの(例えば自転車盗難時にチェーンロックをしていなかった)は適用の対象外となるので、詳しいことは自分が入っている保険の窓口に聞いてみてください。
『ポリス・レポート』取得のため、実際に警察に行ってみた
ポリス・レポートは警察で発行してもらえるので、仕事のない本日昼過ぎに実際地元の警察まで行ってきました。
場所はこちら↓
場所:Mount Wellington Police Station
住所:6a Harrison Rd, Mount Wellington, Auckland 1060
電話:09-526-7300
マウント・ウェリントンの警察署でパンミューア(Panmura)の先にあります。
家からは少し離れるのですが、のんびりバスを乗り継いで向かいました。
マウント・ウェリントン警察署の入口にある『Police』の看板。
日本にいた時にも警察には早々行かなかったのに、海外で警察に来ることになるとは……と何やらちょっと感慨深かったです。
入口。
マウント・ウェリントンの警察署は少々こじんまりした印象を受ける作りをしていました。
正直なところを言うと、もっと大きくてざわざわした場所を想像していたので若干拍子抜けしたことも確かなのですが、仮にここが想像していた通りの場所であればもっと緊張したことでしょうからここが地元警察で良かったです。
入口入ってすぐの場所で順番がくるのを待っていたのですが、この小さな空間が海外ドラマの駐在所のようで思わずしげしげと眺めまわしてしまいました。
私の対応をしてくれたのはアレックスという名前の警察官だったのですが、私が自転車を盗られたのでポリス・レポートを欲しい旨伝えると署内に入れてくれて親身になってレポートを作成してくれました。
本当に親切な方でした。
『ポリス・レポート』発行に必要なもの/情報
ポリス・レポート発行時には下記物/情報が必要となりました。
【物】
・パスポート
【情報】
・自分の名前/住所/電話番号
・盗難されたものの描写(ブランド名/色/付属品など)
・盗難された状況(場所/時間)
・盗難防止策を施していたか(自転車であればチェーンなどをしていたか)
※海外保険の証券番号などは不要だったのですが、これは国によって違うかもしれないので念のため持って行った方が良いと思います。
盗難された自転車については、ちょうどSNS用に写真を撮っていたので助かりました。
物の描写をするのに一番確実なのは対象物の写真を見せることなので、自分の持っている盗られて困るものは持っているうちに念のため写真を撮っておくことをおすすめします。
さて、上記物と情報をもとにアレックスがポリス・レポートを作成してくれたのですが、ここで逆にびっくりしたのは『物を盗まれた証拠を求められなかったこと』です。
変な言い方かもしれませんが、仮に自分が警察側だったとして、来た人からポリス・レポートを求められて作成した場合、その盗難が本当にあったか保険金目的で嘘の請求をしようとしているのか区別ができません。
車の盗難で車上荒らしなどであればいくらか物的証拠写真なども撮れるかもしれませんが、小さいものや自転車などそのものが無くなった場合には持っていたことを証明するのは難しいなと実感しました。
特に私の場合はお店で買ったものではなく、知人から譲ってもらったもののため購入時のレシートなどもあります。
ですから私も警察に行ったものの、ポリス・レポートを入手できるか否かの確率は半々でした。
これは対応してくれた方が良かったのかな、とも思います。アレックスに感謝です。
実際に入手したポリス・レポート
こちらが実際に入手したニュージーランドのポリス・レポートです。
内容を見ると概要とリファレンス・ナンバーが記載されており、どうやらオンラインでケース管理をされているようでした。
これで警察のデータベースにも登録されたので、もし自転車が見つかることがあれば警察から連絡を受けることができます。
ちなみにこの連絡方法も『電話』か『メール』か選ぶことができたのですが、電話だと万一リスニングで聞き取れないと困るのでメールを選びました。
初めての経験でしたがポリス・レポートを受け取ることができて良かったです。
まとめ
正直なところ、今回ポリス・レポートを取るのを迷っていました。
というのは盗まれた自転車はヘルメットや後付けしたライトの代金を入れても総額120NZD、日本円にして約9,200円ほどです。
その金額を安いとは思わないのですが、わざわざバスに乗って警察に行って英語で状況を説明し、貰えるかわからないポリス・レポートのために動くことを考えた時に『面倒くさいな…』という気持ちが浮かんできたことも事実です。
元々こちらの自転車も安いものであれば150NZDほどで購入できるので、私の知人も自転車盗難後はそのまま届け出を出さずに新しいものを買ったそうです。
ということもあって迷っていたのですが、結果的にはポリス・レポートを受け取るという流れも覚えることができたので行って良かったです。
対応してくださった警察官アレックス曰く、『NZは良い国だし安全だけど、自転車・自動車の盗難だけは多いから気を付けて』とのこと。
自転車にチェーンを付けたとしても、そのチェーンを切られてしまっては意味はありません。
現時点では次の自転車をすぐに買う予定はないのですが、次回買うとしたら鍵にプラスして自転車を置く場所などもよく考えなければと思いました。
できればNZにいるうちに再度警察署に行く機会がありませんように。
そんなNZワーホリ3ヶ月目の終わりでした。