こんにちは!
NZのオークランドでワーキングホリデーをしているもち(@moti_1126)です!
突然ですが、あなたは『リンガ・フランカ(lingua franca)』という言葉を聞いたことがありますか?
リンガ・フランカ(lingua franca)とは
リンガ・フランカとは『共通の母語を持たない集団内において、意思疎通のために使われている言語』のことを言います。
リングワ・フランカもしくはリンガ・フランカ(伊: Lingua franca)は、「フランク語」、「フランク王国の言葉」を意味するイタリア語に由来し、それから転じて、共通の母語を持たない集団内において意思疎通に使われている言語のことを指すようになった。現在では、「共通語」や「通商語」の意味で使われることが多い。
(引用:Wikipedia『リングワ・フランカ』)
突然なんでまたこんな言葉についての記事を書いているのかといえば、最近しみじみと英語の共通語としての便利さを実感しているからです。
私がこのリンガ・フランカという言葉を知ったのは、語学留学として行ったフィリピンの学校のスピーキングの授業教材からでした。
今年の3月頭に日本を出国して以来、色々な国の人と知り合いました。
語学学校でも韓国、中国、台湾、ベトナム、東南アジアを中心にケニアやサウジアラビアの子とも友達になりました。
NZに来てから最初3週間くらいはバックパッカー宿に泊まっていたのですが、知り合った人の中で一番多かった国籍はアルゼンチンでした。南米中心にフランス、インド、トルコ、イギリス、アメリカ人とも知り合いました。
そして今の私の職場ですが、20人ほどいる仕事仲間のうち日本人は私を含めて3人のみ。
その他の国籍はというと中国が最多で次点が韓国、マレーシア、タイと続きます。
同じ国籍の人同士がシフトに入った場合、彼ら彼女らの会話は母国語でなされます。
同じように、私も日本人の子とシフトが被った時は日本語で会話をします。
職場で中国人同士が何かを楽しそうに話している時、あるいは韓国人同士で何かを言い合っている時、私はその言語を知らないので彼らが何を言っているか分かりません。(何となく察することができる時もありますが)
新しい職場に入って2週間強、仲がいい子もできたのですが、その子たちも母国語で話している時はまるで何を言っているか分かりません。
しかしその多国籍な職場もただ一つ、英語を使うことで色々な国籍の人と話すことができますし、仲良くなることもできます。
生まれも育ちも国籍も違う人間が、意思疎通を図って一緒の職場で働くことができます。
私が英語を知らなければ、あるいは彼らが英語を知らなければ、きっと私たちは出会うこともなかったでしょうし、仲良くなる可能性も低かったと思います。
当たり前のことかもしれませんが、このことをよく考えると英語ってすごいなぁとしみじみ実感しました。
海外で生活をしていると、共通語として使われるのは英語です。
世界規模で見ると母語話者が一番多いのは英語ではなくスペイン語なのですが、第二言語までの話者数を入れると英語はスペイン語よりも広く使われているそうです。
ここでタイトルに戻るわけですが、現在の世界では英語が共通語(リンガ・フランカ)として使われているという研究があります。
English as a lingua franca(リンガ・フランカとしての英語)= ELF
身近に感じる例は先に述べた通りですが、英ウィキペディアにも例が載っていたので引用します。
English as a lingua franca (ELF):A typical ELF conversation might involve an Italian and a Swede chatting at a coffee break of an international conference held in Brussels, a Spanish tourist asking a local for the way in Berlin, or a Punjabi Indian negotiating with a Tamil Indian salesperson in Chennai.
(リンガ・フランカとしての英語(ELF):典型的なELFの会話としては、例えばブリュッセルで開催された国際会議のコーヒーブレイク中に、イタリア人とスウェーデン人が(ELFを使って)雑談をするかもしれません。
ベルリンではスペイン人の観光客が地元の人に道を尋ねるかもしれませんし、インド系のパンジャブ人がチェンナイで同じくインド系のタミル人店員とELFを使って交渉しているかもしれません。)
(引用元:Wikipedia『English as a lingua franca』)
海外を旅している時にふと思うのは、英語はコミュニケーションツールの一つだということです。
お互い英語が話せなくてもボディ・ランゲージや絵を書くことで友達になった人はいますし、英語ができなくても海外を旅することはできます。
しかし、英語ができた方が自分の世界は広がることをしみじみ実感しました。
私は元々英語が大の苦手だったので、英語を勉強していて大変だと思う時もありますが、一つ勉強するだけで意思疎通を図ることができる人たちの数が億の単位で増えることを思えば英語を勉強するモチベーションも上がります。
英語って面白いです。
世界を旅する時に色々な国の人と会話をしてその人を知るために、今日もリンガ・フランカ(ELF)を勉強しようと思いました。